
ファッションを仕事にできないかなぁ。ネットショップで副業したいけど、ぶっちゃけ僕は素人だし、ブランドコンセプトを作れる自信がないなぁ…
こういった悩みにお答えします。
目次
ブランドコンセプトの作り方とは?
【結論】これから紹介する映画5本を観るだけです。
- コンセプトの作り方がわかる映画【5本】まとめました
- デザイン経験ゼロなのにコンセプトが学べる理由
- 映画を観る際に注意すべき【3つ】の事
本記事の内容は上記のとおり。
このブログを書いている僕はファッションデザイナー歴が15年ほど。そんな僕が解説します。
僕は本、カタログ、ショップ等、いろんな角度でコンセプトについて研究してきました。
結果からいうと、これから紹介する映画5本を観るだけでOKです。難しい本を読む必要もありません。基本的な考え方は映画を観るだけでわかります。
自分にぴったりの映画があると思うので説明を読みつつ、探してみてください。
それでは、1つずつ紹介していきますね。



この映画にはマルタン・マルジェラ本人は出てきません。当時一緒に働いていたメンバーがマルジェラ(ブランド)を振り返るドキュメンタリー映画です。
ブランドコンセプトの作り方が全て詰まっています。と言うのもマルジェラは世界観の塊のようなブランドでして、コンセプトを作った背景、それを守るルールまで公開さています。
例えば、アトリエもショップも白で統一し、スタッフは白いショップコートを着る、と言ったルールです。
全員観た方がいいですね。それが一番最初に紹介た理由です。コンセプトをつくるうえで、これほど役に立つ教科書はありません。
マルタン・マルジェラ / We Margielaはamazon prime videoから観れます。



ヴィヴィアン・ウェストウッドのドキュメンタリーです。セディショナリーズやセックス・ピストルズといった彼女のパンクの時代から現在の活動までを追った内容です。
ヴィヴィアンはパンクマインドが強く洋服にメッセージを込めます。音楽やカルチャーをファッションと融合させたデザイナーの哲学、ブレないコンセプトは参考になります。
個性的なコンセプトを作りたい人におすすめです。こういったコンセプトはやり続ける覚悟やメンタルが重要なので、ブランドを始める前に観ておくことおすすめします。
(ヴィヴィアン・ウェストウッド / 最強のエレガンスはU-NEXTで観れます。)



アレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリーです。彼が生きていた頃の映像と彼と深い関係にあった人達のインタビューで構成されています。
マックイーンのコレクションは奇抜ですが、コンセプトがしっかりしています。闇っぽいテーマが多いですが….コンセプトをファッションで表現する才能はまぎれもなく天才。例えば、黒い歴史。友人の自死。人の醜さなどを感動するほどの美しさで表現します。
コンセプトを具現化するアイデアが浮かばない人はこの映画を観てください。コンセプトが良くても具現化できなければアイデアがボツになることが多いです。表現方法のスキルを磨くのも重要ですね。



ラフ・シモンズがクリスチャンディオール(オートクチュール)のクリエイティブディレクターに就任した時期のドキュメンタリーです。ディオールのアトリエが内部が分かる貴重な映画です。
コンセプトの共有方法が参考になります。関わる人が増えるとコンセプトはぶれやすくなります。ラフ・シモンズはこの共有の仕方がとても、上手に伝えていましす。
・共同でブランド運営している人
・複数の人にコンセプトを共有する立場にある人
(ラフ・シモンズ / ディオールと私 はU-NEXTで観れました)



アントワープシックスの1人、ドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリーです。ドリスのコレクションの制作過程が詳しく描かれています。
ドリス・ヴァン・ノッテンの製品はベーシックな洋服が多いです。ベーシックでもオリジナリティーを出すアイデアがこの映画でわかります。
ベーシックなコンセプトが好きな人におすすめです。と言うのもベーシックで差別化するのは難しいからです。
ドリスのコンセプトのこだわりや環境の作り方、プロフェッショナルな仕事ぶりも要チェックです。
(ドリス・ヴァン・ノッテン / ファブリックと花を愛する男はU-NEXTで観れました)
デザイン経験ゼロでもコンセプトの考え方が学べる理由






コンセプト作りの考え方がわかっても、デザイナー経験も無いし、人気が出そうなコンセプトが思いつかないかも…
ここまで読んでみてこう思ってしまった方もいるかもしれません。
しかし、結論から言って問題ありません。
なぜなら、デザイナーを15年以上経験している僕からみてもコンセプトの作り方を研究しているデザイナーは少ないからです。
つまりプロのデザイナーも実はコンセプト作りが苦手な人が多いのですね。
こうなっているのには理由があります。ブランドコンセプト < マーケットの売れ筋を優先している企業が多いことがその理由。
つまり、チャンスです。
たしかに、デザイナーの方がデザインの引き出しが多いのは事実です。
しかし全く問題ありません。
コンセプトの作り方を学ぶのはプロでも同じスタートラインです。そして学び方は簡単。ただ映画を観るだけです。
結論、デザインの知識はゼロでも問題ありません。
映画を観る際に注意すべき【3つ】の事



- ポイントを頭に入れる
- 映画を楽しもうとしない
- 倍速で観る
映画を観る際に注意すべきポイントが3つあります。この3つを意識しておかないと勉強効率が下がるので要注意です!
映画を観る前にどのあたりが参考になりそうか?という項目を再度確認してください。ポイントをおさえつつ、映画を観ることで効率があがります。
ファッション映画はおもしろく無い物です。楽しむ映画として観ると自分には向いてないと思い、挫折します。
「本より簡単に学べる教科書」くらいのポジションで捉えてください。
基本、面白くは無いので倍速で観ると良いです。その中でも興味のあるところだけ標準にして観ましょう。時間効率が高まります。
ブランドコンセプトの作り方・まとめ



以上で終わりです。
本から学ぶよりも、はるかに簡単で時短ですよね。
そしてすぐに自分のブランドにも活かせるプロセスがたくさんありました。
今回はブランドコンセプトの作り方について解説しました!