お疲れ様です。
現役ファッションデザイナーのエースです。
この記事ではナショナルブランドとコラボする事でも有名なエンダースキーマの財布「wallet」をレビューしていきます。

- 【素材】 cow leather ヌメ
- 【サイズ】 W9×H10×D2.5 cm
- 【原産国】 日本製
- 【価格】 ¥16,200
今は、黒しか無いかもしれません。
最近walletはヌメから今っぽいツヤ感のあるエナメル加工へアップデートしました!
アップデートと言ってもデザインや仕様は一緒のようですね。
それではさっそくレビューしていきます。
目次

そもそもエンダースキーマ ってなに?っていう方のためにブランドの紹介からしていきますね。
BRAND CONCEPT
身体的、生物学的性差を示すセックスに対して、ジェンダーとは、社会的、文化的な性差を意味する。Hender Scheme(エンダースキーマ)ではセックスによる性差を尊重しながらも、身なりにおいてジェンダーを介することなく、人間の経験や環境によって構造化されたジェンダースキーマを超越した概念を提唱する。
エンダースキーマHP

よく意味がわからない…。

レザーでアートを作っているブランドって覚えるといいよ
エンダースキーマ が気になる方は公式ページも見てみてください。
sacaiとコラボできるブランド

コレクションブランドsacaiとコラボ出来るブランドはなかなかありませんが、それが出来ている事がすごいです。
ナイキにオマージュを許可されたブランド

NIKEのエアジョーダンのデザインを作る事が許されています。通常ならば著作権侵害で訴えられてもおかしく無いですよね。
そればかりかNIKEだけでなく、vans、Reebok、adidasといったナショナルブランドの代表モデルも作ってるんです。
ARTを作っているブランド
エンダースキーマ は芸術性の高いブランドで収益を無視した素敵な商品を作っている事でも有名です。


収益性を無視した芸術性の高いプロダクトはファンを魅了し続けます。私もこの手の商品が大好きです。


財布のレビューに入るよ
まず最初に伝えたいのはデザインが素敵なことですね。この財布は3年使っても飽きません。
飽きるどころか味が出て愛着があります。
ミニマルなトレンド性もあり、デザインにもルーツが有ります。ルーツはゴローズ のインディアンウォレット。
下記で説明しますね。

- 【素材】ヌメ革
- 【ステッチ】手縫いの白ステッチ
- 【装飾】コンチョ、ビーズ付き

おっさんくさいなぁ…

今はミニマルが主流だから
野暮めな商品はあわないよね
トレンド性からみるとゴローズ は相性が悪いのですが革の経年変化は魅力があります。「今っぽい経年変化をする財布があれば欲しいなぁ」と思っていたらwalletのエナメル加工がそれでした。
エナメル加工の経年変化

それでは、エナメル加工の経年変化の様子を最初にみていきましょう。とても清潔感があり綺麗に育っていくのが魅力です。

コーティングされたヌメが綺麗です。

経年変化の具合は汚れがつきにくいのか光沢もあり、とても綺麗です。黒ずみしなくてとてもいいですね。

清潔感があるのに男性が大好きな味があって素敵だね


ヌメ革の経年変化も
解説していくね
ヌメ革の経年変化を「新品」と「3年後」で比較していきます。
- 正面表側
- 開いた状態
- カードを入れた状態






毎日3年以上使ってステッチ1つほつれていないのがすごい!!

walletを3年使って驚いたのは財布が壊れない事。糸のほつれや、擦り切れなどいっさいありません。
- 壊れやすい部分を排除
- 手間をかけた手縫い縫製
- 全体の雰囲気をまとめるコバ塗りの技術
順番に説明していきますね。

比較するものがあると分かりやすいと思うので私が4年間使用したコードバンの財布と比べて説明してみます。
【完成度1】壊れやすい札入れ部分を排除

コードバンは「札入れの仕切り部分」が見返しになっています。
2つ折りタイプの財布には見返しはマストで「札入れの仕切り部分」がすべて革だと厚すぎて使いにくいんです。
耐久性のあるコードバンでも折り曲げ部分は力がかり縫製が切れました。革製品で糸が切れるのは致命的です。
walletには札入れの仕切りが無い?
一方walletには札入れ部分の仕切りが最初からありません。

壊れやすい部分なら最初から無くせばいい。とてもミニマルで斬新な考え方で、驚きました。
【完成度2】手間をかけた手縫い縫製

札入れ部分と同じように、折り曲がる所は縫製が切れやすいのです。コードバンの財布は端の折り曲げる部分の縫製もキレてしまいました。
製品として崩壊している様子が分かりますよね。
エンダースキーマ の財布はステッチがキレない?
一方walletの方はステッチが切れる気配すらありません。
その違いは太番手の丈夫な糸です。これほど太い縫い糸はミシンに糸が入らないので手縫いでしか縫えません。
革を手縫いする時ははロウ引きと言う作業をします。糸を滑りやすくするためですが、同時に糸を丈夫にする効果もあるのです。

さらに手縫いは革に穴をあけてから縫うのでとても時間がかかります。

何年も使い続けれるように手間をかけているんだね
【完成度3】コバ塗りの技術
最後にコバ塗りをみてみましょう。

側面に塗られているのがコバです。レザーと調和して綺麗に仕上がっています。

レザーの側面に出てくる部分をコバと呼びますが、このこば塗りも技術の見せ所です。このwalletは非常に綺麗で使っていてもひび割れもしない最高品質ですね。
余談ですが縫製が弱いとこうなります↓

革製品はステッチが切れるとコバ塗り部分も一緒に取れてしまいます。
実はルイ・ヴィトンでさえ、すぐにコバが取れてしまうんですね。
新品のルイ・ヴィトンを買う時に綺麗な状態がいつまでも続くと思って購入していまうけど絶対に綺麗な状態は長く続きません。
実際には3年も使用すればこの折り返し部分のステッチがほつれ、コバ塗りも剥がれます。高級ブランドを買う時はいつまで綺麗な状態が続くかも考えて買う方がいいですね。

修理に出すとステッチを直すだけで何万円もするよ

ゴローズ | エンダースキーマ |
---|---|
コンチョ財布 | パテント |
¥45,712 | ¥16,200 |
ゴローズ とwalletを比べると製品としての手間や完成度に大差がありませんでした。しかし価格の差は大きいですね。
walletはコスパが良すぎることがわかります。

walletではないですが、エンダースキーマ は芸能人が愛用している事でも有名です。
- 山崎賢人さん
- 坂口健太郎さん
- イチロー選手
代表的な有名人を3人あげましたが人気のある有名人が認めるブランドだという事がわかるはずです。



ちなみにエンダースキーマ のバッグは財布よりも人気があります。

イチロー選手も使っているんだね

walletには使いにくい部分もあるので紹介しておきます。

使いにくい点もあるけど使い方次第で解消できるよ!
- 片手でお札を収納できない
- カード入れが足りない
- 小銭入れに指が入らない
【使いにくい】1.片手でお札を収納できない
中央のお札の仕切り部分を無くした事で耐久性があがりましたが、片手でお札が収納できなくなりました。

上手く出来ないか3年間使っていて試してみましたがどうやら僕には無理そうです。お札が片手でしまえないのはストレスを感じました。

しかし今は、電子マネーにシフトしているのでほとんど財布を出す事がありません。
【使いにくい】2.カード入れが足りない

カード入れ用の切り込み部分にカードは1枚しか入りません。ここは正直使いにくいです。

しかし、切り込みのある上の部分にもカードが入ります。とはいえMAX5枚かな。これ以上は財布が痛むので入れない方がいいでしょう。
カードを多く持ちたい人には不向きかもしれません。
【使いにくい】3.小銭入れに指が入らない

小銭入れは人指し指しか入らないほど狭いのでとても使いにくいです。
ただ使い方を変えてみて財布を逆さにすると小銭が全部でてきます。そうすると図の部分がフタの役割になって小銭をキャッチしてくれるんです。
一度逆さにして小銭を出す事を知ってしまえば小銭入れが大きい財布よりもを使いやすいですね。

3年間使用したwalletのレビューを解説をしました。
購入する際にかなり参考になると思います。

かなり良く無い?
- トレンド性があるブランド
- コレクションブランドとのコラボが可能なブランド
- ナイキなどオマージュラインが許されるブランド
- 経年変化が美しい
- 耐久性と完成度が高い
- 価格がお買い得すぎる
- 芸能人も愛用する安心感のあるブランド
- デメリットは使い方で解消できそう
清潔感を重視する最近の傾向だと経年変化が綺麗にでるエナメル加工は非常におすすめです。
\最新のエナメル加工walletはこちら/
売り切れていたら通常タイプならあるかも!?
それでは今回はここまで
お疲れ様でした。
合わせて読みたい・エンダースキーマ ー


この財布の名前はwalletでヌメverも廃盤になっていませんよ!
コメントありがとうございます。
ブログ初コメントなのでとても嬉しいです。
財布の名前間違えておりました。
修正しますね。
教えてくださってありがとうございます。
ヌメ革は軒並み売り切れていて廃盤になったのかと思っていました。
まだ発注すれば生産しているんでしょうか?
3月ごろに問い合わせた所、ヌメ革verは生産数が追いついていないとのことでした。エンダースキーマの公式オンラインのスキマではヌメ革のネイビーやレッドは在庫が復活することが多々あるので、廃盤ではないと思います!職人が一つ一つ手作業で作るので人気商品のwalletは中々生産数が追いつかないっぽいです。
あ、そうだったんですね。
わざわざありがとうございます。
大変勉強になりました。
やはり、手作業で作られているので時間がかかるんですね。
おかげで、今まで以上にエンダースキーマの商品を大切に思います!